土壌汚染調査・浄化 株式会社アイ・エス・ソリューション

株式会社エンバイオ・ホールディングス(東証マザーズ:6092)グループ

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技術資料

フェントン反応剤による原位置浄化の仕組みと効果
及びその安全性と周辺環境への配慮(3)

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3.プロパゲーション

透水性の低い地層に対して、浄化薬剤が浸透しやすくなるよう地盤を改良します。

4.安全性や周辺環境へ対する配慮

安全な薬剤を使用します。
安全性については学識経験者の意見を頂いています。また、東京都や埼玉県などの行政にもフェントン反応剤による原位置浄化実施の届出を行い、浄化実施の承認を得ています。

無害な薬剤を使用します

使用する薬剤は食品添加物など無害な材料(以下の(1)~(3))です。

  • (4)過酸化水素水(水溶液濃度3.5% 以下):食品加工や医薬品等で使用されています。
    1 日~2日程度で水と酸素になります。

  • (5)硫酸第一鉄溶液硫酸第一鉄溶液(水溶液濃度10%):食品添加物として認可されています。

  • (6)クエン酸(水溶液濃度10%程度):食品添加物として認可されています。

学識経験者の意見
フェントン反応は酸化分解反応であるから、反応の過程で何か有害な物質が出来るとは考えられない。他の何かと反応して有害物質を合成するだけのエネルギーはない。(クエン酸を地下水中に添加するため)地下水は一時的に酸性状態(pH4.5 程度)になるが、重金属等が溶け出すレベルではない。

4.2 過酸化水素が広がる範囲は半径1~3m程度です。

過酸化水素は1 日か2 日で分解して効力を失います。弊社実験によると、過酸化水素が到達する範囲は、半径1~3m であることを確認しています。したがって、過酸化水素が敷地の外に拡散する恐れは小さいと言えます。
(このため、浄化対象範囲には多数の注入井戸が必要となります)

4.3 pH はすぐに元に戻ります。

クエン酸注入により敷地内の地下水のpH は一時的にpH3.5~4.5 程度に低下しますが、クエン酸注入後1 日~2 日で地下水のpH は元に戻ります。

4.4 フェントン反応剤による地下水水温の上昇は4 度以内です。

クエン酸注入により敷地内の地下水のpH は一時的にpH3.5~4.5 程度に低下しますが、クエン酸注入後1 日~2 日で地下水のpH は元に戻ります。

なお、フェントン反応剤注入井戸から50cm 離れた地点の観測井内の水温が最大19 度(注入翌日の水温)上昇していた現場も一件ありましたが、各モニタリング地点の水温を監視しながら浄化作業を行います。

4.5 薬剤の敷地外漏洩が無いことを監視しながら浄化作業を実施します。

敷地内地下水の流れの下流側にモニタリング井を設置します。浄化作業中は地下水や大気のモニタリング(現地簡易分析)を行い、敷地外へ影響がないことを確認しながら浄化を行います。

モニタリング項目
(1)地下水位
(2)pH
(3)電気伝導度
(4)溶存酸素濃度
(5)地下水水温
(6)酸化還元電位

4.6 環境保全対策の実施例 騒音・振動と大気への影響防止(東京都条例適用案件)

対象地は住宅密集地域内に位置しています。このため、特に騒音・振動と大気への影響防止を配慮して浄化作業を実施しました。

【騒音・振動と大気への影響防止実施例】
措置中、次に掲げる環境保全上の対策を実施しました。

  • (1)敷地周辺に仮囲いを設置し、安全を確保し騒音を抑制しました。

  • (2)汚染処理の実施による周辺環境への影響について確認するため、対象地の東側敷地境界で大気中の有害物質についての測定を行いました。測定の結果、ベンゼンは検出されませんでした。

ガス検知管による敷地境界でのベンゼン濃度測定結果
測定日 ベンゼンガス濃度
第一回注入作業   不検出
  不検出
第二回注入作業   不検出
  不検出
第三回注入作業   不検出
  不検出
目盛範囲: (0.25)~12ppm〔基準n=5〕
定範囲: 0.125〔n=10〕~60ppm〔n=1〕
吸引回数〔n〕: 5〔基準〕,1,10
1 回(100ml)の吸引時間: 3 分
検知限度: 0.1ppm〔n=10〕
変色: 白色→暗緑色
温・湿度補正: なし

(3)汚染処理の実施前に、近隣の戸別ごとに解体工事・地盤改良を行う旨の案内を行いました。

4.7 環境保全対策の実施例 周辺の井戸への影響防止(岡山県条例適用案件)

フェントン反応剤が拡散する範囲は、半径1~3m程度です。また、浄化作業では地下水水質の監視を行いながら作業を行います。したがってフェントン反応剤が周辺の井戸へ影響するおそれは有りませが、飲用浅井戸の利用が多い地域での実績を示します。

【周辺の井戸への影響防止実施例】
汚染の拡大防止又は浄化期間中の環境保全対策は以下のとおりとしました。

  • (1)汚染地下水及び浄化剤の拡大防止
    浄化作業範囲の外側の観測井で、簡易分析によって地下水のベンゼン濃度を測定し、汚染地下水の拡大防止に関してのモニタリングを行います。また、同時に地下水水質を測定し、使用する薬剤の敷地外流出に関してのモニタリングを行います。それらのモニタリングの仕様を表に示します。

評価対象 管理値 測定方法 測定回数
観測井における地下水のベンゼン濃度 上昇傾向が見られないこと 現地簡易分析により、地下水のベンゼン濃度を測定する。 ・注入前に1 回
・注入作業中に2 回/日
観測井における以下の地下水水質
(1)地下水位
(2)pH
(3)電気伝導度
(4)溶存酸素濃度
(5)地下水水温
(6)酸化還元電位
顕著な上昇または下降傾向が見られないこと 水位計、水質モニターにより測定する。 ・注入前に1 回
・注入作業中に2 回/日
  • (2)周辺環境保全対策

    • (1)仮囲いの実施及び低騒音の機械を使用して、騒音の防止・低減に努めます。
    • (2)振動を発生する重機は使用しません。
    • (3)本工法は悪臭を発生させる工法ではありませんが、作業中は敷地境界にて臭気の観察を行い、悪臭発生の監視と防止を行います。
    • (4)本工法では水質汚濁を引き起こす排水は発生しません。
    • (5)本工法は大気汚染を引き起こす排気ガスを発生させませんが、浄化作業中は作業環境の対象物質濃度を検知管又は簡易ガスモニターにて適宜モニタリングすることとします。
    • (6)廃棄物については適正に処分します。
      過酸化水素の残液・容器 :メーカーの引き取り処分
      硫酸第一鉄・クエン酸 :持ち帰り
      残土、泥水、その他ゴミ :持ち帰り

フェントン原位置浄化について都道府県又は政令市の関連部署等の承認を得た地域は以下のとおりです。届出を行なった総ての所轄官庁で実施の承認を得ています。

北海道、青森県、福島県、埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県、長野県、静岡県、愛知県、岡山県、愛媛県、三重県、大阪府、

4.8 地下タンク・配管・施設への腐食の影響を抑えます

フェントン反応剤による金属への腐食の影響について評価する実験を行いました。実験は試薬の濃度を変えたフェントン反応剤の中にSGP 管(白ガス管)・肉厚3.8 ㎜を60 日間浸透させて、SGP 管の腐食量を測定しました。
実験の結果、ISS が使用するフェントン反応剤での一年当たりの腐食速度は「0.14mm/年」という推定値が得られました。実際の施工ではフェントン反応剤を使用する期間は1サイト当たり2週間から3 週間程度であることから腐食の影響は更に小さいといえます。また、設計・施工に当たっては配管等の設備にフェントン反応剤が接しない配慮を行うことで腐食の影響は制御できると判断します。

  • ・薄いフェントン反応剤を使用します。
  • ・作業期間は短期間(通常2週間以内)です。
  • ・地下タンク・配管にフェントン反応剤が接しない設計・施工をします。
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